○舌の状況の変化

昨年からここまでかなり寒波が厳しくなっていますね。

こう言う陽気はインフルエンザとノロウイルスに要注意です。

寒さと乾燥がダブルパンチで襲ってきますから。

二ユースでも静岡で900人も児童がノロに感染したとかやってるし大人も本当に要注意です。

結局寒と燥の外気の邪気が人の正常な内気の状況を狂わせるのです。

具体的に言うと免疫力、回復力の低下です。

これはもう何度もこのブログでもお話してますが、改めてお伝えしておきますね。

で、これからお伝えするのは初めての情報です。

それは舌の情報です。

東洋医学では舌診というのですが・・・・。

風邪のひきはじめ　→風邪の改善後

風邪のひきはじめと改善後で全然舌の見た目、状況が違いますよね？

これは早い話が舌の状況で体調、症状を診る、図るというものです。

その見方には経験と東洋医学の専門的な知識がいり、誰しもが的確な判断ができるほど簡単ではありません。

医師や、薬剤師さんでも得意とされる方は多くはないようです。

私自身、内科へ行っても詳しく舌について説明を受けたことは皆無だし・・・・。

まぁそのくらい簡単ではない判断方法だと言えます。

私も施術前後に気になった患者さんの場合、見させて貰っています。

症状の分析情報として活用しています。

おもに判断するのはその舌の色、形、そして舌の上の苔＝舌苔といいますが・・・・これの状況です。

この舌の状況はその患者さんの証を判断する基準になるからです。

我々整体師はいろいろな客観的状況，事象、症状から患者さんのその証を読み取ります。

そしてその証に応じた施術内容で改善を図ります。

何の外気＝邪気にやられているのか？

内気が今、どういう状況なのか？

その結果この方は何証だと言えるのか？

こういうことを判断するわけです。

その判断基準の方法に舌診があるわけです。

Aさん　４０代男性　腰痛　風邪のひきはじめ。節々が痛い。

　　　　　↓

翌日２回目　腰痛改善　節々の痛みが取れた。

　　　　　　　↓

3日目　腰痛、節々の痛み無くなる。　風邪もかなり改善

このように風邪のひきはじめと、風邪の改善後では舌の色、形、そして舌苔の色や塗布状況が一目瞭然で違います。

この変化を十分理解することが重要なんです。

患者さんの証を判断するうえで。

ちなみにこのAさんの証は

風邪の邪気にやられて若干発熱もあり、気，血、津全て滞った実熱証でした。

なので諸悪の根源である外気の邪気を取り除くしゃ法の施術を行いました。

その結果、施術後は全身の気血の流れが改善したので、回復力、免疫力も高まり、風邪の症状も改善、腰痛、節々の痛みも改善しました(^-^)/。

外気の邪気の影響が舌によく表れているわかりやすいケースでした。

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